糖質恐怖症
私自身、今から考えると、1番ストリクトな糖質制限をしていたときは、糖質恐怖症だったなあと思います。
砂糖が台所にない。
フルーツはアボカド以外食べない。
普通のスイーツなんてとんでもない。記念日には、お高い低糖質のケーキを取り寄せて食べる。
肉・卵・チーズと少量の野菜を食べて暮らしていました。
友達や家族と食事する時も、なるべく糖質しか食べられないようなお店は避けてました。
一般のお店では、糖質の少ないメニューを、必死に探していました。
体重が少しでも増えると、「昨日食べたパンのせいだ!」とか思ってたし。
精神的に非常に不健康でした。
・常に糖質量を計算する
・糖質をとるのに罪悪感がある
・糖質を平気で食べている人を批判的に見てしまう
しかもさらにケトジェニックを目指していました。
・しょっちゅうケトン値を測定する
・ケトン値が低いと反省する
かなり病んでました…….。
今現在は全く糖を恐れてはいません
5年ほど糖質をかなりストリクトに制限していた結果、耐糖能異常と脂肪肝が現れたことで、糖質制限が自分には合わないんだと気が付き、軌道修正しました。
ご飯を1膳食べただけで、血糖値が170にもなってしまったのです。
もともとHbA1cがやや高めだったのですが、糖質制限の理論では下がるはずの数値はずっと横ばいで下がることもなく、理論通りには行かないんだなあとしみじみ実感しました。
よく噛むことと、動物性のタンパク質、脂質をとることは続けつつ、少しずつ糖をとり始めました。
最初は蜂蜜、フルーツ。
徐々に全粒粉のパンやパスタ、雑穀米なども追加。
今では、毎食必ず動物性タンパク質をとるという、ごく普通の食生活に落ち着いています。糖質も度をこさない限り普通にとっています。
驚いたことに、HbA1cがはじめて下がり、この5年はなんだったの???とビックリです。
それまでフルーツをとる習慣がなかったのが、毎日フルーツを少しとるようにしたことくらいしか思い当たらないので、それがよかったのかなぁと思っています。
糖は悪!
糖は食べる必要はない!
そういう考え方もありますけど、万人に当てはまる訳ではないということは、声を大にして言いたいです。
適度にとる分には、糖質を恐れることはないんじゃないかなぁと私自身は思っています。
毎日の食生活に満足しています。